クロ・デュ・マルキClos du Marquisサン・ジュリアンの王として名高いレオヴィル・ラス・カーズが手掛ける。クロ・デュ・マルキは、当時ラス・カーズのセカンドラベルでした。ファーストラベルがその独特で完全なスタイルを追求したワインであるのに対し、こちらは 「そのスタイルを継承しつつ、サン・ジュリアンのテロワール性を前面に押し出したワインである」とオーナーのミシェル・ドゥロン氏は語っています。2007年より、レオヴィル・ラス・カーズは「プティ・リヨン」というセカンドラベルを新たにリリースしており、現在クロ・デュ・マルキは独立した区画であるグラン・クロ・ド・ラス・カーズの外側、プティ・クロの内側に位置する、きちんと境界が定められたテロワールから造られる特別ラベル。グラスに注ぐと、ブラックベリーやプラム、ブラックペッパー、腐葉土、ハーブなど香りが広がり、非常に複雑味が溢れます。しっかりとした酸味を包み込む濃厚な果実味とビロードのような滑らかなタンニンが余韻に続く、贅沢な味わいです。