根形は尻詰まりの良い、総太り型となり曲がりが少なく、揃いの良い品種です。首部はやや淡い緑色、肌はなめらかで、ヒゲ根は細いです。肉質は緻密で、食味が良くス入りは特に遅いです。極晩抽性で、草姿は中間型、草勢はややおとなしいです。萎黄病抵抗性で、各種の病気に対する耐病性を備え、作りやすい品種です。作型は、一般平坦地の2~3月まきトンネル栽培、冷涼地の5月まきマルチ栽培等に適しています。2月まきトンネル栽培では、根長35cm程度となります。 | |
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科名 | アブラナ科 |
発芽適温 | 15~30゜C |
生育適温 | 17~20゜C |
発芽日数 | 3~5日 |
大根の種蒔き方(※数値はあくまでも目安です。特に、畝幅や条数・播種方法などは栽培方法を限定するものではありません) | |
播種方法 | 種子形態 |
畝幅(cm) | 条数 (条) |
株間(cm) | 10a当たり 株数 |
10a当たり播種量 | 10a当たり 播種量(粒数) |
20ml当たり粒数 | |
点播き | |
120 | 2 |
20~30 | 5,500~8,500 |
4~6dl | 1.4万~3万 |
700~1,000 | |
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1.土作り | |
又根とならないよう、深く良く耕し、約1坪当り苦土石灰300gを混ぜ酸度調整を行います。一週間後、堆肥7kg、緩効性肥料500gを全面に施し、深さ30cm位までよく耕しておきます。堆肥は完熟したものを用い、種まきまで2週間ほどおきましょう。幅60cm高さ10cmほどの畝を作ります。水はけのよい火山灰土では、平うねでかまいませんが、低地では高うねにして排水が良くなるようにしたほうが良いでしょう。 | |
2.種まき | |
条間40~50cmの2条まきで、株間30cmごとに空き缶の底などで深さ1cmほどのくぼみをつけ、1ケ所に4~5粒の点まきをし、細かい土で厚さ1cmほどに覆土します。畑の土がひどく乾燥している場合はたっぷりと水をやりましょう。 | |
3.間引き | |
種まきから40日ほどたって、本葉が5~6枚の時に1回めの間引き、2回目は本葉6~7枚時に2本にします。間引きは葉の形の悪いもの、色の濃いものや病害虫に侵されているものを取り除きます。間引きのタイミングが悪いと生育が悪くなるので注意しましょう。間引き菜お大根菜として食べられます。 | |
4.中耕・追肥 | |
間引きに合わせて1回目は肥料を株の周りにばらまき、軽く土とまぜながら株元へ土を寄せます。2回目はうねの片方ずつに浅い溝をつくり、そこへ肥料をばらまき通路の土をやわらげながら溝に土をかけるようにしてうねをつくります。追肥の量は、約1坪あたり、1回目は化成肥料150g、2回目は化成肥料200g~300g位施します。 | |
5.収穫 | |
栽培時期によって異なりますが、秋どり栽培は60~70日、春どり栽培は10月まきで120~140日、3月まきで80~90日、夏どり栽培は60日位で根が肥大するので、太りしだい収穫します。収穫が遅れると根がス入りになります。ス入りは葉柄のス入りと関係があるので、古い葉のつけ根から3cmぐらいのところを切断し、その中央部がス入りしているようなら、根もス入りしていると判断することができます。 |
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