Q.どうしてこんなにいい香りがするのですか？A. 素材のおいしさと栄養を引き出すために、原材料やレシピ、製造方法に工夫をこらしてつくっています。その結果、人間にも感じられるほど素材のおいしい香りがするフードになりました。香料は不使用です。Q.水に浸すとドロドロに溶けてしまいました。A. 一般的なドライフードと異なり、ノン・オイルコーティングでつくっており、また粒形状も極小のためです。水に浸すとフードの粒全体でぐんぐん水を吸い込むので、表面から徐々に溶けていきますが品質には問題ありません。Q.原料は全て国産ですか？A. 大切なごはんを安定的に供給するために、一部では外国産の素材を使用しています。具体的には、マリーゴールドやビタミン・ミネラル類の一部が欧州産です（※素材の産地は変更になる場合があります）。Q.いつもの粒と色やにおい、形がちがいます。大丈夫ですか？A. 原材料の収穫時期や生産・製造時の環境条件などによって、粒の色や香り、大きさ、形状などが異なることがありますが、品質には問題ありません。Q.慢性腎臓病の愛犬のために yum yum yum! を与えつつ、手作りごはんも与えたいです。A.手作りごはんを与える際は、栄養学の専門家と獣医師の監修を受けているレシピを選び、アレンジやレシピの変更をしないよう注意することが大切です。そして、適切に栄養管理ができているかを確認するために、定期的にかかりつけの獣医師の診察を受けましょう。Q.慢性腎臓病のステージ?と診断されました。今まで食べていた総合栄養食の yum yum yum! シリーズは食べさせてもよいですか？A.慢性腎臓病のステージ?の場合でも、必要に応じてリンの制限や食事療法食が推奨されます。病状は 1 頭 1 頭異なりますので、必ずかかりつけの獣医師にご相談ください。食事療法が必要な場合は、yum yum yum! のシリーズ品のなかでも健康マネジメント・腎臓をおすすめしております。Q.慢性腎臓病の場合、食事療法食を与え続けなければならないのでしょうか？A.腎臓は一度障害をうけると機能の回復ができないため、病気の進行を遅らせるための治療の一環として食事療法食を与え続けることが推奨されています。治療中は定期的な血液検査や尿検査、血圧検査などで進行状況を確認し、それにあわせて食事療法の内容を見直します。その際、腎臓以外の病気の進行にも注意が必要なことから、獣医師の診断によっては優先すべき療法食が変更になることもあります。Q.小麦は犬の健康によくないと聞きますが？A.小麦に関わる病気として、アイリッシュ・セッターの特定の家系で見られるグルテン感受性腸疾患というものがあります。しかしながら、この病気は遺伝による体質によって発症するもので、全ての犬に対してグルテンを含む小麦が良くない、というわけではありません。過去に中国産のペットフード用の小麦原料に有害物質であるメラミンが混入されてたくさんの犬猫が死亡するという事件が発生したほか、食のトレンドの 1 つとして小麦をはじめとするグレイン（穀物）が入っていないフードが良いとされていたりしたことなどもありますので、これらの情報の蓄積から犬に小麦が良くないという風評が広がったようです。なお、2019 年にアメリカ食品医薬品局（FDA）はグレインフリーのドッグフードと拡張型心筋症の関連についての可能性を発表しており(*)、小麦が犬に良くないという科学的な根拠はありません。グルテン感受性腸疾患のある愛犬や、小麦アレルギーがある愛犬には、麦類が含まれていないドッグフードの利用が推奨されています。しかしながら、健康的な犬が麦類やグルテンを避けた食事をしても、なにか身体によい影響があるということはありませんので、愛犬の健康状態をよく観察し、都度獣医師に相談しながら適切なフードを選ぶことが大切です。yum yum yum! 健康マネジメント腎臓においては、良質な国産小麦を 100%使用しております。*FDA の発表についてはその後の続報がなく、因果関係の有無は 2022 年時点では不明の状態です。Q.なぜ小麦を第一原料にしたのですか？A. 慢性腎臓病の食事療法では、まずリンを制限する必要があります。そのために肉や魚などのリンを豊富に含む素材を少なくし、別の素材からタンパク質を確保して、全体の栄養バランスを整えます。慢性腎臓病の食事療法食として、リンが少なく良質なタンパク質源ともなり、しかも製造適性／原料確保(安定供給)／栄養構成／価格といったいずれの面からもベストな素材を探索した結果、小麦という決断に至りました。Q.慢性腎臓病の食事療法食というのはどういうものですか？A. 慢性腎臓病の食事療法は、これまでの獣医学での研究成果から次のような栄養素に注目してレシピが検討されています。・リン…腎臓に負担をかける栄養素としてリンが挙げられます。リンはミネラルの一種で、骨や歯、細胞などを作るために大切な栄養素です。しかし、慢性腎臓病の犬は体内の余分なリンを排出することができません。このリンが過剰に体内にたまると、慢性腎臓病を悪化させる原因になるとされています。慢性腎臓病の犬において、食事管理でリンを制限することにより生存期間を伸ばすことができた、というデータもあります。・タンパク質…身体をつくり、適切に機能させるうえで大切な栄養素です。慢性腎臓病の犬にタンパク質の過剰摂取は避けるべきですが、初期～中期の段階で特段の症状がない場合は、高品質なタンパク質を適切な量で与えることが推奨されています。・ナトリウム…生命を維持するうえで必要不可欠な栄養素ですが、ナトリウムの多いごはんやおやつは好ましくありません。急激に制限する必要はありませんが、徐々に少なくするべき栄養素です。・オメガ‐3 脂肪酸と抗酸化物質…腎臓を保護するためにオメガ‐３脂肪酸と抗酸化物質は一緒にとりたい栄養素です。Q.慢性腎臓病と慢性腎不全は同じものですか？A.ほぼ類似していますが詳細には異なります。以前は慢性に腎機能が低下している病態を慢性腎不全としていましたが、2002 年に人間の医学界で慢性腎臓病という概念が提唱されました。これにより、慢性腎不全と診断されていた状態よりも障害が軽度で、しかも症状がほぼないような早期の腎機能障害も慢性腎臓病と診断されるようになり、その流れが獣医学にも及んでいます。Q.先代犬が慢性腎臓病を患っていた経験から、今の愛犬には早いうちから腎臓病にならないようにケアしたいです。A.愛犬の健康維持のためには、適切な食事と適度な運動が重要とされています。適切な食事とは、体質にあった栄養バランスの良い食事のことで、新鮮な水をいつでも飲める環境を整えることも大切です。慢性腎臓病を気にするあまり健康な愛犬に腎臓ケア用の食事療法食を与えることは、栄養バランスを崩して健康を損なう恐れがありますので、絶対におやめください。Q.かかりつけ医で慢性腎臓病のステージ?と診断されました。yum yum yum! 健康マネジメント腎臓は与えても良いでしょうか？A. yum yum yum! 健康マネジメント腎臓はタンパク質量を制限していますが、成犬が健康を維持するための必要最低限の量は含んでいます。そのため、尿毒症（排泄されない老廃物が体内に蓄積して現れる症状）に対処する必要がある場合には、より一層タンパク質を制限した食事が必要になってきます。しかし、ステージ?でも病態は愛犬それぞれで異なりますので、かかりつけの獣医師の判断に従って与えていただくことが可能なこともあります。ただし、飼主様ご自身の判断でのご利用はお勧めしておりません。Q.yum yum yum! 健康マネジメント腎臓はどうして鶏肉をメインのタンパク質源にしたのですか？A.品質と嗜好性の両方で評価が高かったからです。国産の鶏生肉は、慢性腎臓病の食事療法に推奨される高品質なタンパク質を供給することができます。また、鶏肉は嗜好性が高いお肉であり、多くの愛犬が日頃から慣れ親しんでいるため、受け入れてもらいやすいと考えました。Q.yum yum yum! 健康マネジメント腎臓の栄養構成について教えてください。A.腎臓に配慮しつつ、愛犬の状態をできるだけ良好に保ち、QOL を維持することはとても大切なことです。減らすべき栄養素以外は必要十分量を摂取できるように、総合栄養食基準を参考にして設計しています。具体的には、AAFCO2016 の成犬用基準と照らし合わせますと、リン以外はすべての栄養素で総合栄養食基準を満たしております。AAFCO1997 の成犬用基準と照らし合わせますと、リンとカルシウム以外は総合栄養食の基準を満たしております。【原材料】小麦粉、鶏肉、豚脂、てんさい繊維、かつお節、卵黄パウダー、かつお節エキス、玄米、ビール酵母、酵母エキス、フラクトオリゴ糖、にんじん、かぼちゃ、ブロッコリー、発酵調味液、昆布、しいたけ、マリーゴールド（ルテイン含有）、乳酸菌、セレン酵母、ミネラル類（卵殻カルシウム、塩化カリウム、グルコン酸亜鉛、ピロリン酸第二鉄、グルコン酸銅）、ビタミン類（ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンB2、ビタミンB12、パントテン酸カルシウム）、酸化防止剤（ローズマリー抽出物、ミックストコフェロール）【原産国】日本【成分表示】粗タンパク質 17.9%以上、粗脂肪 10.3%以上、粗繊維1.3%以下、粗灰分 3.4%以下、水分 10.0%以下その他分析値（100kcalあたり） カルシウム 0.13g、リン0.09g、ナトリウム 0.05g、マグネシウム 0.02g、カリウム0.16g、オメガ-3脂肪酸 60mg、オメガ-6脂肪酸 490mg【カロリー】364kcal/100g