内容紹介Intermolecular and Surface Forces, Third Edition の翻訳.原著第2版が発行されて以来20年ぶりの大改訂.初版および第2版は,伝統的なコロイド界面科学の枠を超え物理化学の名著として誉れ高い.Google Scholarによれば,第2版の引用回数は1万1千回を超えている.このような高い引用回数をもつ科学書は他に類をみない.また第2版がA5判450 頁であったのに対して第3版はB5判の600頁に増加した.この20年間に伝統的な物理化学の一分野であるコロイド界面化学はナノサイエンス・ナノテクノロジーとして大きな変貌を遂げたが,この間の進歩を取り入れ,17.3節には表題にナノ粒子というキーワードが現れる.さらに,新分野として脚光を浴びているソフトマターに関しても,20章で柔らかい構造と生体構造として多くの頁が割かれている.第2版が全18章からなるのに対し?