イタリア人のマリア・ニナ・リッチと息子のロベールによって、1932年にパリに立ち上げられたファッション・ハウス「ニナ・リッチ」。20世紀のパリ・モードを代表するメゾンのひとつで、創始者のニナ時代のテイラードのレディス・スーツやジャケット、1960年代からのジェラール・ピパールによるプレタポルテのドレスと、輝かしい時代を繰りひろげました。こちらは、そんなニナ・リッチのフレグランス・ラインから、2001年に発売されたレディス香水です。世界的にヒットした作品で、売れた香水はシリーズ化するのが通例のシーンにあって、いまだにほとんどアレンジされていない、めずらしいオリジナル作品です。日本でもロング・セラーをつづけております。ネーミングは、プルーストの小説「失われた時を求めて」の、第7篇の「見出された時」からインスパイアされたもので、生と死が混交し原点に立ち返る内容を、「プルミエ・ジュール（はじまりの日）」という香水の名前でうまく表現しております。香りは、オーソドックスなフローラル・スウィートの香調がベース。パウダリー・フローラルのマスター・ワークにしあがっております。マンダリン・オレンジやスイートピーなどが、ふんわりとしたシトラス・フローラルを香り立たせるトップから、オーキッドやガーデニアなどが、ファンタスティックなフローラル・スウィートを奏でるミドルへ。ラストはサンダルウッド、ホワイト・ムスク、バニラなどが、クラッシーなウッディー・バニリックをたたえて、優雅で深みのあるセンシュアリティーをアピールしてくれそうです。調香は、ジバンシィの「オルガンザ」なども手がけているソフィー・ラベと、カルバン・クラインの「ユーフォリア」でも知られるカルロス・ベナイム、そしてカロリーナ・ヘレラの「CH」などでも有名なロセンド・マチューの、マエストロ三人の合作。プロデュースは「PUIG」です。ほどよい奥行きのパウダリー・フローラルで、永く愛せる秀作です。ボトルやボックスは、シンプルでモダンなデザイン。同時代のエスティー・ローダーやエリザベス・アーデンの香水ボトルに通じるおもむきです。直射日光のあたるお肌に香水をつけますと、まれにかぶれたりシミになる場合がございます。可燃性製品は火気には十分ご注意ください。傷やはれもの・湿疹など、異常のある部位にはお使いにならないでください。フレグランス商品は、シルク・薄い布地や白または淡い色の衣服には、シミになることがありますので、直接おつけにならないでください。目に入ったときは、直ちに洗い流してください。香料成分の特性上、時間の経過や季節によって澱(オリ)が見られる場合があります。乳幼児の手の届かないところに保管してください。極端に高温または低温の場所、直射日光の当たる場所には保管しないでください。使用後は必ずキャップをしっかりと閉めてください。※原産国が複数ある商品につきましては、入荷の時期により原産国が異なりますので、予めご了承ください。※当社にて取扱いしております香水、コスメ、ヘアケア商品、ブランド品などの商品は、一部国内メーカー物を除き全て並行輸入品となっております。※リニューアルや商品生産国での仕様違い等で、外観が実物と掲載写真と異なる場合がございます。また、入荷時期により外観が異なる商品が混在している場合がございますが、ご注文時に外観をご指定いただく事はできかねます。当社では上記の点をご理解いただいた上でのご注文という形で対応させていただきます。